――――――………



『司!!!』



リョクさんが龍宮の名前を叫んだ。



龍宮はクロワから離れるようにして、

リョクさんの背中に飛び乗る。



目標が目の前から居なくなったクロワは体勢を崩した。





「………?」



その時、俺は何か分からないけど、小さな異変を感じた。