龍奇譚-彼女の秘密-






『こんにちは。龍宮 司さん。

私は黒羽と言います。以後、お見知り置きを』



クロワは紳士のように手を胸に当て、

腰から体を曲げ頭を下げる。





「……………」



龍宮は聞こえているのだろうけど、

クロワの出方を観察しているのか何も返さない。