後ろ姿は俺の見た長い髪と全く同じで、 直ぐに彼女が龍宮 司なのだと分かった。 「侑大、行ってくるわ」 「おー、行ってこい」 俺の手の中には、先ほど買ったまだ冷たいいちごミルク…… それと共に、彼女の下へと歩み寄った。