龍奇譚-彼女の秘密-






要さんはそんな龍宮に向かって何かを唱えている。



それが何なのか、俺には到底解らなかった。



ただ、その言葉は頭の奥に呼び掛けるように痺れを引き出し、

何も考えられなくなってしまう。



その言葉の意味が解らない俺にとっては、

難しい呪文のようにしか聞こえない。





だけど、龍宮にとっては少し違うようだ。



膝の上で握られていた小さな拳が淡く輝きだした。





(…………!!!??)