龍奇譚-彼女の秘密-






畳の敷き詰められた広い空間と、

その奥、中央には小さな祠が1つある。





部屋の中は明かりが付いていないにも関わらず、

その祠の周りだけが淡く光を放っていて、

そのせいでか、部屋の中は自棄に明るく感じた。





ふと気付くと龍宮はその祠のすぐ近くに立っていて、

彼女の左手首にあるブレスレットが淡く光り始めた。





その光りは何か心臓の鼓動を連想させるように、明滅を繰り返している。