「腹減ったな……」





今の今まで部活をやっていたので、空腹はピークを達していた。



少しでも胃に何かを入れたいところだが、残念な事に近くにコンビニがないのだ。



あるのは、本当に家のみ。





腹を抑え、重たい体を引きずるように歩いていると。



足元を照らしていた今にも切れそうだった街灯がプツンと消えてしまった。





暗闇が俺の頭上と周りに降り注ぐ。