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「それじゃあ、自己紹介も終わった事だし……」



美波さんはそう言うと、努さんと視線を合わす。



努さんは一度目を瞑ると、真っ直ぐ俺を見据えた。





その瞬間、


――――ドキリ


と心臓が大きくはねた。



努さんの瞳は龍宮と同じ漆黒を表していて、

やはり2人は親子なのだと実感する。



ここに居る5人の内、美波さん以外は皆同じ色を宿している。