私は顔がみるみる赤くなり…


純さんに愛されている…

という実感が沸々と込み上げていた…






『こっちだから…』


純さんに手を引かれ、着いたところは、駅から近いきれいなマンションだった。




エレベーターに乗り…純さんは三階のボタンを押した。


エレベーターには私達だけ…



純さんに呼ばれ、純さんを見上げると…



純さんの顔がゆっくり落ちてくる…



こんなところで…キス?



恥ずかしくて…つい…


俯いてしまった…。




だけど…純さんは、

『逃げられると余計にキスしたくなるんだけど…』


なんて言うから余計に恥ずかしくなった…。




エレベーターが三階に着き、ドアが開く…



純さんはちょっと剥れたように、

『ハルちゃんって大胆なのか…そうじゃないのか…よくわからん…!』


そう言いながらまた私の手を引いて歩き出した。