『…もう、私に構わないで下さい。…あっ…ほら!彼女さん…後ろにいますよ…。私なんかに構ってたら…勘違いされちゃいます!』 私はニコッと笑って、後ろにいる江美さんに頭を下げた。 そして…純さんから離れた… ゆっくり…ゆっくり…… 純さんから遠退いていった…。 …もう… ……もう…いいや…… 終わった…… 私の片想いが… 終わったんだ……… そう思っても泣けなかった…。 人間って悲しさがMAXを越えると… 涙も出ないんだね………