相手にされない王子様



丁度その時だった。




ガシャン……!




「おい、今更衣室の方から大きな音がしなかったか?」




「あぁ…俺も聞こえた」




もし、アイツが居たら…




「おい、昴!?」




ドンドンドン…




俺は激しくノックした。




「おい、何やってるんだ?すげー音したぞ?」




すると中から数秒後、返事が返ってきた。