相手にされない王子様



とりあえずその日は様子を見ようということでお互い別れた。




しかし、次の日の朝、明太子に会いに教室まで行くと、そこに彼女は居なかった。




「明太子、知らねーか?」




近くの7組の奴に尋ねた。




「さぁ?」




まだ来てなかったか?


くそっ…
10分しかない休み時間に行ってもゆっくり話せねーし。
いつもならこの時間には登校してるはずなんだけどな…


昼休みまた来るか…




俺をここまで煩わせやがって…明太子のくせに。
覚えてろよ。