「……お前、千代子ちゃんとまだ未遂の段階だったから良かったものの最中だったらどうしたんだよ?」
ハジメは、まだ口説いてる最中だった。
相手の女は俺を見るなり顔を赤らめてそそくさと退場した。
「関係ねーよ。
何とも思わねーし。というよりハジメにしたら時間かかりすぎだな。腕、落ちたんじゃね?」
昼休みの時間から計算して20分以上かかってる。
「純情な処女狙ってみたけど、……ガード堅かった」
そりゃあお前なんかに大事な初めては嫌だろ。コイツも大概下種(ゲス)だ。
「……で、昴は俺に何の用?」
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