相手にされない王子様



だけど、伊達に数々の修羅場をくぐってきたワケじゃねーんだぜ?




「そうかよ。今日は帰る。また明日な」



今は明太子に何を言っても逆効果だろう。ここは大人しく引き下がるのが得策だ。




「来ないで下さい!」




一体アイツに何があったんだ?








「ハジメ、ツラ貸せよ」




「今日はすこぶる機嫌悪ぃーな。
何か有川とあったのか?
ってかよくこの場所が分かったな」




コイツは保健室に居た。


チャラ男の考えなんてよく分かる。俺も何度もお世話になった。主にベッドさんに。