相手にされない王子様



「……ありがとう」




「は?」




聞き間違いか?




「ありがとう、ございます」




あれ?
もしかして今、俺、夢でも見てるのか?


俺は頬をつねった。


……普通にいてー



じゃあ、この目の前で優しく微笑んでる女は誰だ?




「……お前、名前は?」




「明太子」




うん、本人だな。