「付き合ってくれてありがとうございます。 とても楽しかったです」 そりゃあ何よりだ。 有川のこの一言で何もかも良かったと思ってしまう俺は……相当重症だろうか? 「少しだけ…分けてあげましょうか?」 「要らねーよ。有川が楽しむために使えば良い」 「そうですか…ありがとうございます」 礼を言いながらも、少し残念そうな顔をする有川。 おいおい…これは誘ってんのか?