相手にされない王子様



「……悪かったよ」




「分かれば良いんです」




有川の考えてることがさっぱり分かんねー




「ふーん…成る程ね。
お兄さん、ガンバ!」




一瞬で茜さんとやらにバレてまった。


まぁ、ここまで清々しいと何も言う気が起こらない。




「ありがとうございます」




それだけ言って肯定しておいた。


その頃有川はと言うと、プチプチを漁って眺めていた。