相手にされない王子様



「やってらんねー…」




只今俺はやさぐれ中。




「元気ないですね、スバちゃん。こうして私と一緒にご飯を食べているというのに」




「!?」




「そんなに真に受けないで下さい。……やりにくい」




ガーン…というショック音が、今俺の頭の中で鳴り響いている。


……俺って案外正直なんだな。


ハジメはそんな俺を見て笑ってやがる。よし、後でもう一発いっとくか。




「というよりさ、何で今日は食堂へ来たんだよ?」




弁当忘れてもわざわざコンビニ行って教室で食べようとした奴が。
しかも食堂のメニュー好みじゃないとか言ってなかったか?