13日の恋



「ねぇ、ずっと聞きたかったことがあるんだけど」


悠斗は聞きづらそうにそう口を開いた。


「なに?」


私が話を促すと、悠斗はまた口を開いた。


「なんで僕の名前知ってたの?」