「嫌いなものある?」


隣で黙っている彼女に聞いてみると、彼女は静かに首を横に振った。


「なになに~?悠斗さんの彼女ですか?悠斗さんやりますねぇ」


横から入ってきたのは泰阜の女弟子の須城だった。