家に帰るまでの間、僕達は一言も話さなかった。


「ここが僕の家だよ」


そう告げると、彼女は少し悲しそうな顔をした後、何事もなかったかのようにパッと笑顔になった。


「すごい!本当に広いんですね!!」


今の悲しそうな表情、気のせい?