並木道で倒れたシャルを家まで運んだのは僕だ。


その時のシャルの体重が異状に軽かったのだ。


中身は綿なんじゃないかと思ったくらいだ。


「うーんと、普通に食べてるよ?」


シャルは困ったようにほほえんでそう言った。