13日の恋



悠斗のおすすめのお店でさっと朝食を頼んだ。


早かったのか、着いたときには人はあまりいなかったが、食べ終わった頃にはもうたくさん人がいて驚いた。


いつのまにか席は満員だった。


「次はどこいくの?」


目の前に座る悠斗に何気なく聞いてみた。


「あ、なにも決めてなかった」


悠斗はそう言うと「うーん…」と真剣に悩みだした。


私は悠斗といれればどこでもいいんだけどな…。


そんなことを思っていたら、悠斗が口を開いた。


「どこか行きたい場所ある?」