悠斗のおすすめのお店でさっと朝食を頼んだ。 早かったのか、着いたときには人はあまりいなかったが、食べ終わった頃にはもうたくさん人がいて驚いた。 いつのまにか席は満員だった。 「次はどこいくの?」 目の前に座る悠斗に何気なく聞いてみた。 「あ、なにも決めてなかった」 悠斗はそう言うと「うーん…」と真剣に悩みだした。 私は悠斗といれればどこでもいいんだけどな…。 そんなことを思っていたら、悠斗が口を開いた。 「どこか行きたい場所ある?」