「じゃあ行こうか」


悠斗はそういうと、玄関の扉を開けた。


「…どこ行くの?」


「そうだなあ…とりあえず、なにか食べよっか」


悠斗は私の一歩先を歩く。


隣に並びたいです。


手を繋ぎたいです。


顔がみたいです。


そう思うのはいけないことなのかな…。


私、どんどん欲張りになっていく。


変わっていく自分が怖い。


まるで、自分じゃないみたいで………。