「はなして!また昨日をやり直したいわけ!?」 「そうじゃないよ!ハル、昨日から考えてみたんだけど、やっぱり砂月はなんか勘違いしてるよ!」 「勘違い?」 砂月はふっと馬鹿にしたように鼻で笑った。 「だったら勘違いさせるようなことしないでよね。もう芭琉和の言葉は嘘にしか聞こえない」 芭琉和は砂月の手を放した。