はてしなく続く空



「待ってよ砂月!」


芭琉和も急いで上履きに変えて砂月の後を追った。


昨日と同じように、砂月の手を掴む。


芭琉和は足が速い。


短距離走なら誰にも負けないのだ。


砂月にいとも簡単に追い付いた。