はてしなく続く空



「砂月でいいよ」


なぜか芭琉和がそう言った。


「なんかよそよそしくて嫌だな、苗字で呼び合うの。砂月も遠慮なしに奏多って呼んじゃえ」


芭琉和は砂月をみて意地悪そうな顔でそう言った。