はてしなく続く空



「でも、なに?」


芭琉和が口を一旦閉じて、苦い顔をする。


そして、意を決したようにまた口を開いたとき、後ろから声が聞こえてきた。


「芭琉和、川原さん」


振り返ると、そこにいたのは奏多だった。