しかし、顔を真っ赤に染める砂月の反応が答えになってしまっていることに芭琉和は気付いていた。 「そんなわけないじゃん!」 ふーん、とニヤニヤしながら言う芭琉和に砂月は怒っているように見せ掛けた。 もちろん、そのくらいで怒るような仲じゃない。