Genius 2nd ~葦原~

「で、どうだった?E組のヤツらは。」

「昔と変わらねぇ、図体だけがデカくなりやがった只のガキだ。しかし、他とは異なる力を持っているという意識はあるみたいだな。」


自覚はあるが、その『異なる力』についての説明

特に約一名は無自覚であり、E組排除メンバーでもあり、一筋縄ではいかないだろう。

「E組連中はオレと弥那でどうにかするしかないな。…問題は…」

組んでいた腕を解き、思考中のように指先を顎に触れさせ、啓斗に目を向けた。

「方法は任せた。ある程度の責任は俺が負う。
校舎が壊れない程度なら、“術”の使用を許可してやる。」

「そりゃ、どうも」

どうやら啓斗は、コロシアム半壊事件や教室破壊未遂を知っているらしい

だが、訊いておきたかったコトは違う。


「E組がああなった原因の調べはどうなってる?」

他生徒がE組生徒に対する態度

彼らの立場

教師の対応の仕方


それらは、以前と全く違う事態

朱雀の記憶上にも、内裏に保管された資料にもかかわらず無い、異例だ。


「粗方の調べはしたんだが…」

そこまで言って、啓斗は息をついた。