ー華恋sideー


次の日あたしは少しドキドキしていた


『・・・日向・・・バンソウコウ使ってくれてるかな…?』


「おーっ!爽っ!はよっ♪」
ドキ…
「はよ…朝から元気だな、璃玖は…」


あたしは日向の膝を見た…あ。

ズボンで見えないや…
日向があたしの隣に座る…昨日好きって自覚してからまともに日向の顔が見れない…


「はよ」
「お…はよ…」

もう聞こうかな…?バンソウコウちゃんと貼ったか…

…よし!
「日向!」
「なんだよ」
「あんた昨日ちゃんとバンソウコウ貼った??」「………」
「して…ないの…?」
ちょっとショックかも…
すると日向はうずくまった
「ひ、日向?どうしたの?具合でも悪いの?」

「お前からも…」

「え、なに?聞こえない」
「やっぱ……何でもねー」日向は耳まで赤くなってる
「なんでよ?言ってよー」
すると日向は、小さな、とても小さな声でこういったー…
「………お前からもらったものだから……なんかもったいなくて、使えねーんだよっ……」


な…何…それ…

あたしまで赤くなる…