ー爽sideー

「ねえ」

隣から声がした。

「ん?何…?」
「ここの問題…わかんないんだケド…日向わかる?」
見るとすげーかんたんな問題…。
こいつバカなのか…?

「自分で考えろよ」
俺がそう言うと…

「えーつめたいなぁ…」と言ってすねた。
俺は思わず笑ってしまった。しょうがねぇな…
「嘘だよ(笑)教えてやるからいじけんなって」

すると

「ありがとう!」

俺は真鍋の笑顔に見とれてしまった…

こいつの笑顔を“かわいい”と思ってしまっている

俺、どうかしてんのかな?

「えーと…これはこう…?えーでもなんで…?んー…?あれ〜?」


「プッ…」
俺はまた、思わずふきだしてしまった

「独り言多すぎだろっ」