もう一度間宮さんたちのほうに目を向けると、



三上さんとの距離はものすごく近いし、



ずっと腕を絡めている。



見つめていると、こっちを見ている三上さんと目が合った。



間宮さんはあたしに背を向けていて、三上さんがどこを見ているかは見えていない。



三上さんは、あたしと目が合った瞬間・・・



思わず身震いするほど恐ろしく怪しく、ニィ・・・と片方の口角を上げた。



思わず逸らしたくなる視線。



でも、逸らさない。



絶対に逸らしたりなんかしない。








あたし、決めたの。



間宮さんを信じるって。



間宮さんが何度も伝えてくれた“好き”を、信じるんだって。