間宮さんの車に近寄ると、助手席側の窓が開いた。



あたしは窓を覗き込むようにして屈んだ。



「間宮さん、遅くなってごめんなさい・・・!」



「いや、俺も今来たばっかりだから、大丈夫。

ほら、乗って?」



「・・・お願いします」



あたしは、間宮さんの車に乗り込んだ。









「ここだよ。入ろっか」



「あっ、はい」



「・・・てか、何で敬語に戻ってんの(笑)」



会場に着いて、裏側の入口から中に入る。



裏側と言っても、入口は大きく広く、豪華。



まあ・・・たくさんのモデルさん達が来るものね。



マネージャーさんやヘアメイクさんも大勢来るだろうし・・・



控え室は大勢で使うことになっていて、



ヘアアクセや衣装がたくさん並んでいて・・・なんだか、別の世界に来たみたい。