はぁ……頭痛ぇ……。

……………二日酔いか?


俺は仕方なく、コーヒーを淹れる事にした。



淹れ終わった頃に……


カチャッ――――

リビングのドアから彼女が入って来た。


「あっ、おはよう。早いね?」


彼女は気まずそうに、昨日はどこで寝たのかと聞いて来た。


………マズい。

感付かれたか……??



俺は咄嗟にコーヒーを飲むか?と話題を逸らした。

彼女の分のコーヒーを淹れ、ソファへ移動。


彼女は部屋の汚さに驚いている。

まぁ、ムリも無い。マジで酷いし。


姉貴と彼女の姉貴の2人で昨夜は相当凄かったしな。

それに、アホ姉貴は“片付ける”という言葉を知らない。


彼女に“放っておいて大丈夫”と言っても

“キレイな方がいいですから”と……。


本当にマジでいいのに…。



彼女はリビング、ダイニングだけでなく、

キッチンも片付け、挙句の果てには…

すげぇ旨そうな朝食まで用意した。



アホ姉貴とは大違いだ!!