「「聞い~~~ちゃった、聞いちゃった☆」」

「「えっ!?」」

「いいねぇ~若いって!!続けて続けて~~」


姉貴はホレホレと言わんばかりに掌を振って…

固まってる俺らを余所に…



「あっ、そうだ!!潤、悪いけど…弥生は仕事の時間が不規則だから1階の客間を使わせる」

「………」

「だから、葵ちゃんは潤とこの部屋を使ってね?」

「はぁぁぁぁあ!?」

「えぇぇぇぇえ!?」


俺と彼女は発狂した。


「だって、1階はアシさん(アシスタント)達の休憩場だし、2階は私の仕事場だし。文句ある?」

「いや、それでも……ちょっと……」

「潤の部屋は20畳もあるんだし、いいじゃない」

「冗談はよせって!!」

「冗談じゃないわよ?ほら?」



俺と彼女は一斉に振り返った。


!!!!!

俺の部屋に彼女用の机と……。

俺のセミダブルのベッドが、

いつの間にかダブル?クィーン?

……とにかくデカいベッドになっている!!


「と、いうことだから。弥生~今夜は飲むよ~」

「OK~☆」

「「………」」