『恋人代行 』  ① 媚薬の口づけ



「俺んちにいるってことは住むのって…」

「ごめんなさい。今日から姉とお世話になります」



頭を下げる彼女。

申し訳なさそうに……。


ん?……何やら視線を…。

!!!???!!!

ドアを見ると、

ドアの飾りガラス部分から妖怪女2人が覗いてる。



「ごめん。ちょっとこっち来て?」

「え?……はい」



俺は彼女の手を掴んで2階の自室へと。



「えっと、何でこんな事に?」



俺は詳しい事情を聞く事にした。



「あのっ……亘が…アイツがストーカーみたいになっちゃって…」

「えっ!?大丈夫なのか!?」

「えっ……あっ…うん。お姉ちゃんが楓さんに相談したら、お部屋が空いてるからって…」

「まぁ、ムダに広い家だからな」

「でね?もし、亘が私の後を付けて来ても、潤くんと一緒に住んでたら諦めるだろうって…」

「………」

「亘…潤くんがバイトしてる所を見たみたいで…」

「あっ!?……悪い。それ俺の「ううん。私が元々依頼したんだし…」



彼女は本当に申し訳なさそうに俯いた。