……ロ
…ココロ
「ふぇ?」
…なんだ、また夢か。
佐伯ココロ、高校1年生
最近よく夢を見る…がはっきりは覚えていない。
ただ名前を呼ばれてる気がするけど…。
朝10:00
「もうこんな時間か。」
私は入学はしたけれど高校には行っていない。
いわゆる不登校だ。
私は母とひとつ年上の兄と暮らしている。
父は私が幼い頃に病気で亡くなってしまった。
どうせやることないしな…コンビニでも行こう。
私はジャージに着替え、家を出た。
自動ドアの前…誰かいる。
視線の先には私と同い年くらいの数人の女子がいた。
邪魔で入れないんだけど…
と思っているとそのうちの1人が近付いてきた。
私の前で止まり、私を見下ろしている。
かなり身長が高い人だ。
175㎝はあるだろう。
「あ…あの…」
恐る恐る口を開いた。
「あんた佐伯ココロだろ。」
なんでこいつ私のこと知ってるんだ?
その人のしゃべり方と表情に少し腹が立った。
「そうですけど。」
「やっぱり…前にも1度会ったことがあるんだけどあんた覚えてる?」
「……あ」
そうだ、この人が変なおやじに絡まれてるところを私が助けたんだ。
「覚えてたみたいだね、あの時はありがとな。」
金髪で耳には5つのピアス、腕には大きな刺青のギャルだけど礼儀は正しいようだ。
でもまさか、この人との再会でこれからあんなことがあるなんて私は予想もしていませんでした。
…ココロ
「ふぇ?」
…なんだ、また夢か。
佐伯ココロ、高校1年生
最近よく夢を見る…がはっきりは覚えていない。
ただ名前を呼ばれてる気がするけど…。
朝10:00
「もうこんな時間か。」
私は入学はしたけれど高校には行っていない。
いわゆる不登校だ。
私は母とひとつ年上の兄と暮らしている。
父は私が幼い頃に病気で亡くなってしまった。
どうせやることないしな…コンビニでも行こう。
私はジャージに着替え、家を出た。
自動ドアの前…誰かいる。
視線の先には私と同い年くらいの数人の女子がいた。
邪魔で入れないんだけど…
と思っているとそのうちの1人が近付いてきた。
私の前で止まり、私を見下ろしている。
かなり身長が高い人だ。
175㎝はあるだろう。
「あ…あの…」
恐る恐る口を開いた。
「あんた佐伯ココロだろ。」
なんでこいつ私のこと知ってるんだ?
その人のしゃべり方と表情に少し腹が立った。
「そうですけど。」
「やっぱり…前にも1度会ったことがあるんだけどあんた覚えてる?」
「……あ」
そうだ、この人が変なおやじに絡まれてるところを私が助けたんだ。
「覚えてたみたいだね、あの時はありがとな。」
金髪で耳には5つのピアス、腕には大きな刺青のギャルだけど礼儀は正しいようだ。
でもまさか、この人との再会でこれからあんなことがあるなんて私は予想もしていませんでした。