短編集



そこにはサッカー部の…たしか佐々木君?が立っていた。



「ねぇ、俺にしなよ」




「な、なに言ってんの」



「小林さんさ、いっつもサッカー部見てるよね。でも心ここにあらずって感じ」

「そんな小林さん見てたら、なんだか目が離せなくなっちゃって、だから俺と付き合って。」



佐々木くんの真剣な顔に一瞬どきっとした。