短編集





「中3の時から好きだったの」


夢かと思った。



俺に今告白してきた子は土屋優奈。
俺が中2の時から好きなやつだったから。




「俺もだよ」


って返事をした。







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委員会ために俺はそのまま第5会議室にむかった。



ドアをあけると鈴木がいた。


「…鈴木」


こいつとは中学から同じで、へたな男友達よりも仲がいいと思う。



「和泉くんさっき告白されてたでしょー」



見られてたのか…



「鈴木には言わないとな…」




そう言ったとたんに
鈴木の表情が歪んだ気がした。