次の日の朝。


奈智の
「おはよ。」
の声で気づいた。


ここは奈智の部屋。

そして、奈智に昨日、縛られたんだった。


手首には赤い跡。

「昨日の愛美、最高に可愛かったよ。」

そう言って奈智は笑った。
奈智の笑顔は可愛いけれど、あたしは奈智の笑顔に騙されて、こんなことしちゃったのかな。と思った。