広江先輩。

恐る恐るドアを開けた。

その部屋には机といすと本があるだけ。

私は誰も居ないと予想していた。

机を見ると、男の人が寝ていた。

私はその人を起こさないように

部屋から出ようとした。

「イタッ!!」

やっばー!!ひざぶつけちゃった!!

「んっ。誰?」

声のトーンが低かった。

こりゃ怒ってるな・・・。

「ごめんなさい!すぐ出るんで!!」

私が出ようとした瞬間、後ろから抱きつかれた。

「ちょ、やめてくださいよ!」

男の人は、離さそうとする気がなさそう・・・。

それどころか、首が変な感じするっ!!

私は、無理矢理離れて家へ帰った。