…本当に?



汗めっちゃかいてるし…熱とかあるのかも。


保健室行く?


連れてくよ?




「ほ、ほんまにええねん!」




そう?




「それよりも…

…ちょお、来て。」




え?


深刻な話?


私たちそんなに仲良しだっけ。



っていうか相談とかされても、応えれないよ!


きっと…




「ええから。」



…まだなぎっちゃん来てないな。



「ヤマト、なぎっちゃんにミドリちゃんといるって言っといて。」



「はぁ?なんで俺が…」



「50円ね。」



「おっけ。行ってら。」



ヤマトが(藤野もだけど)現金なやつでよかった。




手招きされて、ついていく。



朝の騒がしい中、廊下を行き、階段を上がり、



やって来たのは屋上。



鍵のことは言わないでね。


ミドリちゃんが犯罪すれすれ(つか犯罪)のことしたから。