当時8才。
あの日私は、おばあちゃんに起こされた。
いつもはお母さんが起こしてくれるのに…。
小さい私は
『お母さんは?』
と聞く。
おばあちゃんは小さい私にこう言った。
『お父さんが事故にあった。
だから、お母さんは病院に行った。
お母さんから電話があったらおばあちゃん達も
病院にいこうね。』
父はよく怪我をしていた。
事故に会うのはしょっちゅうだった。
バイクでこけたり。
でも、大事にはいたらなかった。
でも今回は
深刻な気がした。
いつもどうり、朝ご飯を食べて、
ニュースを見ていた。
そして電話が鳴った。
お母さんからだった。
私達は、タクシーで遠くの病院についた。
大きな病院だった…。
中に入り、お母さんがいる場所に行った。
何も分からない私は、
とりあえず椅子に座って、お母さんと
話していた。