もう離さない。 その熱い熱い巧の手を。 強く握り返すと巧は笑った。 「全部ちょーだい?」 「・・・巧もね」 廻りはじめた世界は止まらない。 このまま景色を変えつづける。 その間、この手はずっと離さない。 (【2】に続く★!)