「言ったら、えみは離れるだろ」


傍にいたい。


「だけどね、えみちいは雪宮くんがいれば大丈夫なの」


傍にいてほしい。




『・・・世界の色というもの全てが、白か黒かにしか見えなかった。』



それぞれの想いが交錯する。


そして、あたしはひとつの決断を下した。