厚いマントを羽織って、城から帰りつつ、ツービオとタイエンテは話し続けた。
「それで、どーする?」
と、タイエンテ。
「ゴーシン様に言われたろ。『来ないなんてありえねー』って」
と、おどけた顔でツービオはタイエンテの顔を見た。
「あの人はこのマリウスでは敵無しだからな。地球とやらのその『ありとあらゆるもの』ってのと戦うのが、楽しみなんじゃねーの」
と、タイエンテ。