「…この気温の低下は、私の力を持ってでも、止める事は出来ない。マリウスは、そう遠くない将来、滅びるだろう」
「…」
「…」
「ニシキアス。『地球』という星を存じているか?」
「チキュウ?…いえ、存じておりません」
「このマリウスと同じように、進化した人類が生息している遥か彼方の唯一の星だ」
「ではっ、その星に移住をっ」