ニシキアスが声をかけた。
「お前の不安が消えぬのなら、お前は母と共に、マリウスの行く末を見守ってもいい。これから、このマリウスもどのような事態になるかは、わからないがな」
「…」
「なりません」
それまで静かに聞いていたクレーティルが強い口調で、ニシキアスを見た。
「お前の不安が消えぬのなら、お前は母と共に、マリウスの行く末を見守ってもいい。これから、このマリウスもどのような事態になるかは、わからないがな」
「…」
「なりません」
それまで静かに聞いていたクレーティルが強い口調で、ニシキアスを見た。



