「マリウスの王子として、僕に課せられる事ならば、どんな事にだって立ち向かって行こうっていう覚悟はある」 「兄上…」 「マリウスの為だったら何だってやる。…それが、父上と母上の元、王家に生まれた僕たちの使命だ」 「…」 「バンデント」 ニシキアスが声をかけた。