Marius−マリウス−前編

「座りなさい、バンデント。話はここからだ」
「…」
バンデントが座り直したところで、ニシキアスはゆっくりと落ち着いた口調で続けた。
「我々は王家の血筋。それはつまり、このマリウスの象徴でもある。お前たち二人もいずれ王となり、マリウスの為に生きていける人物になれるようにと、育ててきたつもりだ」